横濱家には調理レシピも接客マニュアルもありません。自由な発想のもと、共に支え合い、個性や自主性を認め合ってこそお店に活気が生まれるからです。社員が元気になれば会社も元気になれる。社員が成長すれば会社も一緒に成長できる。だからこそ社員は家族だと横濱家は考えているのです。
ラーメン好きが高じてアルバイトから職人を目指して店長になった人から、お客様のおいしい顔に出会うのが楽しみでホールのアルバイトを続ける人までスタッフの顔はさまざまです。みんなで協力し合う和気あいあいとしたお店の雰囲気は、そういったスタッフたちによって作り上げられています。
スタッフの垣根がないのも横濱家の特徴です。がんばる若い店長を支えるのは再雇用で腕をふるう60才以上の職人だったり、アルバイトやパートの方だったりします。50才を過ぎて採用された社員も多数います。働く人たちが一体となってこそ、お店の活気が生まれるのです。ラーメンの味だけでなくスタッフも魅力的でありたいと横濱家は考えています。
初心者でも経験豊富なスタッフがしっかりフォローしてくれるから安心して働ける。勤務時間などの希望を徹底的に反映させるスタッフ重視のシステムも長続きする理由のひとつです。だから21年間働いている主婦パートや、高校大学の7年間アルバイトを続けた学生さんもいるほど。こうしてベテランになったスタッフが働く輪をつないでいきます。正社員も例外ではなく、横濱家が平均と比べて離職率が低いことは働きやすく、やりがいのある職場の証明だと言えるでしょう。